北村亭管理人について

北村亭管理人について

北村亭を制作している人。HNは[やまーちょ]。千葉県在住。
北村薫先生のイベント告知をよく打っているが、イベントそのものにはなかなか出てこない。一部のファンの間では、見つけたら何かが起こるレアキャラとしてひそかに珍重されているとか。
読書傾向はミステリからSF、ファンタジー、純文、伝記・・・と広く浅いため、博覧強記かと思わせるもそんなことはない。
最近は一周回って海外ミステリを再読中。ディヴィッドハンドラーうまいです。
また、噂によると他にもいくつかサイトを作っているらしいが、また別の噂によるとそのすべてが実はハリボテで、更新されずに朽ち果てているとか。

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北村薫作品との出会い

今から10年ほど前だっただろうか。郊外の駅前によくある、どこか薄暗い書店の片隅に、東京創元社という聞き覚えのない出版社の「創元推理文庫」がまとめて置かれた棚があった。当時純文学、それも国内の古典作品ばかりをむさぼるように読んでいた私は、ついぞその棚に関心を払ったことがなかった。無意識に自分には縁のない棚だと判別していたのかもしれない。しかしある日、引き寄せられたの如く、その棚の前で足が止まった。

 その棚は、見渡した感じでは推理小説ばかりが並べられており、店の奥と言うこともあって客もあまりおらず、あまつさえ通路には束ねられた古そうな雑誌などが並べられていた。過去あまり推理小説と縁の無かった私だったが、それでも活字好きの習性からか、めぼしい本は無いものかと背表紙のタイトルと作家名を確認し始めた。

 棚の一番上から目線をすーっと流し、それが棚の下部から平置きに並べてある本に移った辺りで、私はクリームイエローの背景に素っ気ない表情の女の子のイラストが描かれた表紙に視線を留めた。なぜ留めたのかは解らなかった。とにかく、気になったのだ。 後から思い出すと、周りから浮いていたように見えたような気もする。そして、それが「北村薫」という性別不明作家の作品との出会いだった。