[ top ] > 北村試験 > 北村試験の解答  > 第一回初級試験
 

解答選択画面へ

第一回 初級★北村試験 解答編
 

[問1] 「時と人」シリーズの既刊3作品『リセット』『ターン』『スキップ』。四六判(ハードカバー版)のカバーの色の順番を、発売の古い順に左から並べた場合、下の選択肢の内どの組み合わせが正しいでしょう。

[回答選択肢]
1:緑色・黄色・赤色
2:赤色・黄色・青色
3:青色・黄色・緑色
4:青色・黄色・赤色

 

[正解]4:青色・黄色・赤色
1995年『スキップ』
1997年『ターン』
2001年『リセット』
(四六判の発売年。)
文庫判で読まれている方にはイメージしづらい問題でした。
ちなみに、四六判のカバーを剥いだ状態にして、左から右に刊行年順で並べると、本の背の色は■スキップ■■ターン■■リセット■という色の順番になります。
『スキップ』『ターン』『リセット』(全て新潮社刊)

   
 

[問2]詩歌にまつわるエッセイを編んだ『詩歌の待ち伏せ』。表紙・挿絵のイラストを描かれた方の正しい名前を、下の選択肢から選んでください。

  [回答選択肢]
1:大野 隆司
2:千明 初美
3:群馬 直美
4:波多野 光

 

[正解]3:群馬 直美
一発で群馬さんのお名前が浮かんでくる方はすばらしい。
浮かばない方も、『詩歌の待ち伏せ』の植物の葉や実などが描かれた表紙を覚えていれば、大野先生の猫版画や千明初美さんのイラスト(『謎のギャラリー特別室』の挿絵)ではないことが判り、3と4の2択に出来ると思います。
ちなみに波多野 光さんは、群馬さんと同じ様に植物のイラストレーションを多く描かれている方です。(波多野 光公式サイト)
『詩歌の待ち伏せ 上』文芸春秋 2002年刊
『詩歌の待ち伏せ 下』文芸春秋 2003年刊
『続・詩歌の待ち伏せ』文芸春秋 2005年刊

 

[問3]「覆面作家」シリーズの既刊3作品を、発売の新しい順に左から並べた場合、下の選択肢のどれが正しいでしょう。

 

[回答選択肢]
1:夢の家/愛の歌/二人いる
2:愛の歌/夢の家/二人いる
3:二人いる/愛の歌/夢の家
4:夢の家/二人いる/愛の歌

  [正解]1:夢の家/愛の歌/二人いる
ここの誤答率は高かったです。『覆面作家は二人いる』が最初だと判っていても、2作目と3作目はどっちが先なんだっけ・・・と悩まれた方が結構多かった模様です。「新しい順に」「左から」という二重条件も混乱を招いたと思います。3を選択された方、「古い順」なら正解だったんですけどねぇ・・・残念でした。
1997年『覆面作家の夢の家』
1995年『覆面作家の愛の歌』
1991年『覆面作家は二人いる』
(四六判の発売年。)


  [問4]次の4作品の内、もっとも早く漫画化された作品は下の選択肢の内どれでしょう。
 

[回答選択肢]
1:『空飛ぶ馬』
2:『冬のオペラ』
3:『ターン』
4:『覆面作家は二人いる』

  [正解]4:『覆面作家は二人いる』
漫画化された西暦年は覚えてなくても、早い遅いの順序は覚えておきたいものですね。
ちなみに『空飛ぶ馬』と『ターン』は2005年現在まで、商業コミックスとして漫画化された事はありません。(ここでは同人誌はカウントしておりません。)
従って、南天佑先生に漫画化された2:『冬のオペラ』か、美濃みずほ先生に漫画化された4:『覆面作家は二人いる』の2択になります。

コミックスの発売年を比べると、『冬のオペラ』は2001年、『覆面作家は二人いる』は1994年になりますので、『覆面作家は二人いる』がもっとも早いと言えるでしょう。

  [問5]演劇集団キャラメルボックスが舞台化した『スキップ』。公演年として正しい和暦年を下の選択肢から選んでください。
 

[回答選択肢]
1:平成17年
2:平成16年
3:平成15年
4:平成14年

  [正解]2:平成16年
2004年(平成16年)冬の公演で、神戸公演は11月上旬、東京公演は11月下旬から12月下旬までの上演。クリスマスに池袋(サンシャイン劇場)まで見に行かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。とても素晴らしい、感動の作品でした。

ちなみに有料の観劇パンフレットには、北村先生と同劇団脚本・演出の成井豊氏との対談が掲載されています。

ちなみにキャラメルボックスの観劇パンフレットと言えば、1998年に公演された『さよならノーチラス号』のパンフに、北村先生と同劇団俳優西川浩幸氏(北村先生が高校教諭時代の教え子)との対談の模様が掲載されています。
『スキップ』(有料版観劇パンフレット)
『さよならノーチラス号』(観劇パンフレット)
 

  [問6]北村薫先生は、覆面作家時代は性別等の個人情報が一切明かされず、当時の読者は様々な作家像を胸に抱いたものでしたが、さて、北村薫先生の実際の性別は下の選択肢のどちらでしょう。
 

[回答選択肢]
1:女性
2:男性

 

[正解]2:男性
超基本です。未だに北村作品を女性作家の棚に入れている書店さんには...いい加減気づいていただきたいですよネ。指摘しても良いのですがわざ間違いに気づかせることで消費行動の切り口にしようとかそうゆう心理作戦か!?とか思うと放置が妥当かとも。

ちなみにGoogleでイメージ検索すると写真が...なんか無関係なヒトの写真も出ますが...出ますよ。なにかのパーティで撮られたのとか、雑誌掲載のとか。
最近ので割といいなと思うのは「Web本の雑誌」に載ってた写真ですかね。

◆Web本の雑誌/作家の読書道:第17回 北村薫 http://www.webdokusho.com/rensai/sakka/michi17.html)

  [問7]『ミステリ十二か月』の5ページから105ページの「第一部」は、ある新聞に連載されたものが元になっています。その新聞の名前を下の選択肢から選んでください。
 

[回答選択肢]
1:朝日新聞
2:読売新聞
3:毎日新聞
4:東京新聞

  [正解]2:読売新聞
連載された事をご存じであれば、すぐに解答できるかと思います。もっとも、北村先生は今までいくつか新聞連載をされてますので、他の連載と混乱されてもやむを得ないところかもしれません。
ちなみに、東京新聞での連載は今まで無かったと思いますが...(単発での掲載はありました)。
『ミステリ十二か月』 2004年 中央公論新社

  [問8]『空飛ぶ馬』を始めとする、「<私>と円紫師匠」のシリーズ。このシリーズ作中(物語の中)において、その名前が登場しない人物を下の選択肢から選んでください。
 

[回答選択肢]
1:天城頼子
2:田崎信
3:北村薫
4:津田真理子

  [正解]3:北村薫
1:天城頼子;みさき書房の編集者、『六の宮の姫君』以降に登場。
2:田崎信;みさき書房で全集を出している文壇の重鎮。『六の宮の姫君』以降登場。
3:北村薫;登場無し。
4:津田真理子;「私」の、高校時代の母校である女子校の生徒。『秋の花』で登場。

「登場しないもの」です。『朝霧』までの間に北村薫の名は作品の中の世界では登場してません。ちなみに「北村薫」をスルーして1と2と4で迷っていただいた方は出題者の思う壺にハマってます。

  [問9「<私>と円紫師匠」のシリーズの登場人物、「正ちゃん」こと高岡正子の出身都道府県はどこでしょう。下の選択肢から選んでください。
 

[回答選択肢]
1:東京都
2:神奈川県
3:埼玉県
4:千葉県

  [正解]2:神奈川県
『夜の蝉』や『秋の花』、『朝霧』に明記されています。例えば『秋の花』冒頭では「−正ちゃんこと高岡正子は、南の県の神奈川から東京の大学にやってくる。−」といった感じです。
また『朝霧』では彼女の地元、神奈川県の相模湾沿岸の街(二宮町)や、実家の小料理屋「吉田屋」について細かな描写があります。ちなみにこの吉田屋、実存するそうです。(文房具店で、ワセミスの後輩の方が店主だとか。)
『秋の花』(1991年 東京創元社刊)
『朝霧』(1998年 東京創元社刊)
『静かなる謎 北村薫』(2004年 宝島社刊)

  [問10]「時と人」シリーズの既刊3作品『リセット』『ターン』『スキップ』。発売元出版社として正しいものを、下の選択肢から選んでください。
 

[回答選択肢]
1:集英社
2:小学館
3:新潮社
4:光文社

  [正解]3:新潮社
東京創元社に続いて北村先生の著書を多数出している出版社です。ちなみに『謎のギャラリー』シリーズはマガジンハウスの『鳩よ!』で連載され、四六判もマガジンハウスから出ていましたが、文庫判については新潮社が出しています。
『スキップ』『ターン』『リセット』(全て新潮社刊)

  [問11]宝島社より別冊宝島1023号として発売された北村薫のムック本。タイトルとして正しいものを、下の選択肢より選んでください。
 

[回答選択肢]
1:『穏やかな謎 北村 薫』
2:『北村 薫の本格万歳』
3:『謎物語 物語の謎 北村 薫』
4:『静かなる謎 北村 薫』

 

[正解]4:『静かなる謎 北村 薫』
まず「ムック」がなんだか解らないという方、説明不足でした、すみません。ムックとは、〜雑誌の分類のひとつである。雑誌と書籍をあわせた特徴を持つため、「MAGAZINE」のM、「BOOK」のOOKを合わせた言葉になっている。〜(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)との事です。まあ基本的に見た目は雑誌ですね。北村DBでは雑誌分類に入れてます。

この『静かなる謎 北村薫 Kitamura Kaoru COMPLETE BOOK』は、その名の通り北村薫一色の本。当然作品紹介などもありますが、特筆すべきは北村薫先生のご協力の元に作成されている点でしょう。インタビューや対談、メディア初公開の短編(!)などなどが掲載され、北村薫作品のファンなら垂涎の内容です。未読な方はぜひ一度読んでみてください。
『静かなる謎 北村薫』(2004年 宝島社刊)

  [問12]北村家の飼い猫として先生と一緒に雑誌や本に登場した事もある、アメリカンショートヘア種のあの猫。正しい名前を下の選択肢より選んでください。
 

[回答選択肢]
1:とら
2:ごま
3:ゆず
4:みけ

  [正解]3:ゆず
北村家の愛猫、アメリカンショートヘアー・ブラウンタビーのゆず。以前は特に猫好きではなかったという北村先生ですが、お嬢さんに懇願されて飼うことになったゆずとのふれあいで大の猫好きに。猫がらみで少なくともこれだけの雑誌に登場しています。→雑誌リスト

  [問13]『覆面作家』シリーズにて、作家になった「新妻 千秋」の担当になった編集者は「岡部 良介」。ではその兄の名前は?以下の選択肢から選んでください。
 

[回答選択肢]
1:岡部秀介
2:岡部龍麿
3:岡部俊介
4:岡部優介

  [正解]4:岡部優介
優・良・不可の順で付けるおつもりなら、三男は不可介になりますが?というわけでお兄様で刑事の優介さんです。ちなみに2の龍麿は漢語使いのタツマロ叔父さんからいただきました。

  [問14]北村先生が昔からご贔屓にしているプロ野球セ・リーグの球団名を以下の選択肢から選んでください。
 

[回答選択肢]
1:西武ライオンズ
2:広島カープ
3:阪神タイガース
4:中日ドラゴンズ

  [正解]3:阪神タイガース
本格・トラキチ・アンソロジー『新本格猛虎会の冒険』にも寄稿してしまうほど虎党な北村先生です。同じ阪神ファンで作家の有栖川有栖先生とは電話虎談義に花を咲かせることもあるとか。
『新本格猛虎会の冒険』(2003年 東京創元社刊)

ページ先頭へ ▲
 
 
解答選択画面へ
 
   北 村 亭 w w w . k i t a m u r a - t e i . c o m

当サイトは作家 北村 薫 氏のファンの為に作られた、私設のファンサイトです。北村亭のコンテンツ(内容)について、お問い合わせ・ご連絡等いただく場合はメールにて製作・運営管理者まで。

1998- 北村亭/やまと