北村薫先生Q&A

北村薫先生に関するQ&Aです。
・「質問」はネットで流布しているキーワードから適当に作りました。
・「回答」はあくまで講演会等での北村先生のお言葉を聞いたうえでの管理人の解釈とかなので、現在の北村先生のお考えとは相違している可能性があります。ご了承ください。

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Q01:名前が女性っぽいし、文体も柔らかいし、北村薫先生って女性ですよね?

A01:幻想を壊すようで申し訳ありませんが男性です。物腰は柔らかいですが、中身は・・・。

Q02:北村薫と高村薫って混じるんですけど?

A02:両先生の作品を読んでみてください。作風から文体から全く違うので、読んでいただければ混じることはないと思います。ちなみに高村先生は女性です。

Q03:北村薫先生の本名は?住所は?生年月日は?北村亭に掲載されていませんが、知らないんですか?

A03:北村亭では先生の本名、ご住所、生年月日、家族構成など、先生の「個人情報」に該当する情報を守り、みだりに開示しないよう運営しています。北村亭運営ポリシーをご参照ください。
※年賀状、ファンレターなどを送りたい方は、新潮社・文藝春秋・東京創元社など、北村先生の著作を多く出している出版社宛に「気付」で送ってください。転送してくださるはずです。ただし、現状基本的にお返事は差し控えさせていただいている、とのことです。

Q04:北村薫先生は「日常の謎」のミステリー作家なのに、そうでない作品が多いのはなぜですか

A04:北村先生がその時に書きたい作品の必然性を追求すると日常の謎になる事があるだけで、そういった作品だけ書かれるわけではありません。そもそもミステリ作家というカテゴライズも、もはや当てはまらないのではと思います。

Q05:「時と人」三部作の続編はないんですか?

A05:あえて言えば短篇集『ヴェネツィア便り』(2017年新潮社刊)収録の表題作「ヴェネツィア便り」はその流れを継いでいる作品、とのことです。

Q06:「覆面作家」シリーズの続編はないんですか?

A06:あのシリーズは最終巻できれいに終わっているので、あれ以上続編はないと思います。

Q07:「冬のオペラ」の続編はないんですか?

A07:2011年にNHKの「探偵Xからの挑戦状」というドラマの原作として「ビスケット」という短編が続編として書き下ろされ、2016年に角川書店から刊行された短編集『遠い唇』に収録されました。

Q08:なぜ、『太宰治の辞書』の四六判は新潮社から発売されたのですか。

A08:そもそものきっかけが、作中にも出てきますが新潮社本館のロビーに置いてあった「100年前の新潮文庫の見本」だったので、これは新潮社から出すべきだろうと言うことになったそうです。文庫判は、従来通り東京創元社の創元推理文庫から発売されています。

Q09:Kindle版など電子書籍がまったくないんですが、どうしてですか?

A09:北村薫先生は講演会で何度か「自分は本を本屋で買うことで読書家として育てられたし、本屋さんという存在に愛着がある。今書店業界は苦境にある、恩を返す意味でも本屋で著作を売りたい。今後はわからないが、今のところは電子版の発行は止めている」ように仰っておられました(管理人意訳)。
なお現状、電子版の許可は新潮新書『自分だけの一冊―北村薫のアンソロジー教室―』以外に出しておられていません。もしネット上でそれ以外の本の電子版を見つけられた場合、それはいわゆる著作権者に許諾を得ずに勝手に作られた「海賊版」です。ウイルス等混入などのリスクもあるので、決してダウンロードしないで下さい。見つけたことを広めることも絶対にしないで下さい。

Q10:ひとめお会いしたい、お話ししたいんですが?

A10:年に何回か講演やトークショー、サイン会がありますので、そのときに話しかけてみてください。わりと気さくに応えてくださると思います。
※イベントによって、撮影OK/NGやサイン対象は会場購入書のみなどルールがあるかと思います。そちらに従ってください。
※撮影したものをSNS等に載せたい場合は、必ず許可を得てください。

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